ヤスリがけは、金属面の傷跡などを取り除くことを目的とする作業です。 ジュエリーメイキングでは、多種多様なヤスリを使ってさまざまな仕上げをしますが、大きな鉄工用のヤスリは、デリケートなジュエリーの制作には向きません。ヤスリがけは、作品の仕上げ工程の第1段階とも言えます。 そして、各種のヤスリを適切な順番で持ち替えながら、1つのヤスリの跡をヤスリで消すようにすることが重要です。 完成作晶に、ヤスリの跡が残らないようにしてください。
ヤスリがけは慎重に進めなければなりません。ヤスリを1回動かすごとに金属は削られた金属は元に戻せません。 荒いのが荒目、中程度が中日、1番細かいのが油目ですが、ニードルヤスリの中にはさらに細かいものもあります。 段階でもっと目の細かいヤスリに替えることが必要です。 曲面の内側に使うのは、楕円ヤスリか甲丸ヤスリを使います。 直角をシャープに四角ヤスリ、溝をきれいに付けたいなら三角ヤスリなどを使います。 溝を作るときは、丸ヤスリが合います。
一部のヤスリは「セーフ」エッジと呼ばれるエッジ処理をしており、ヤスリ跡を付けたくない場所のすぐ近くにヤスリがけをしなければならない場合、両者の間に「セーフ」地帯を設けておくことができます。
<ヤスリの使い方>
ヤスリを使うときは、方向を一定させることが大事です。たとえば直線部分をまっすぐに整えたいなら、平ヤスリを直線に対して平行に保ちながら使います。 これができないと、直線部分の端の角が削れてまっすぐになりません。
<耐水サンドペーパーの使い方>
ヤスリがけが終わった箇所は、耐水サンドペーパーできれいに磨かなければなりません。 金属面を耐水サンドペーパーで磨くときは、平らな台に広げたサンドペーパーの上で金属をこすります。
<スティックペーパーの作り方>
ヤスリ跡を消すときなどに役立つのが、耐水サンドペーパーのシートを小さく切り、ヤスリに巻き付けて使う方法です。
<ヘラがけ>
へラとは、よく磨き込んでつや出しをした鋼鉄製の工具です。へラを往復させながら金属面をこすると、滑らかでつやのある仕上がりになります。
直線的にヤスリがけをするときは、利き手でない方の手にヤスリを添えてバランスをとり、ヤスリを水平にささえます。
参考サイト:打ち出し加エ
テクスチャー仕上げ