彫金講座

スタンプワークと金型成形

金属やアクセサリー表面に型押しをする方法は何通りかありますが、いずれの方法にも、図案に合わせて用意した何らかの種類のスタンプタガネが必要です。タガネの成形には、グラインダー(研削機)や、カーボランダム製の丸い砥石パフを取り付けたバフ研磨機が使えます。 ヤスリで大まかに成形して角を落とし、エッジをバリ取り用アタッチメントで削る方法もあります。

金床、平台、鉛の成形台
写真1:金床、平台、鉛の成形台

<刻印>
金属への型押しに使う刻印は、様々のものがあります。自分でデザインした刻印を作ることも可能です。メーカーのブランド名やマークなどを入れた刻印や英文字、数字などの刻印、GOLDやSV925などの素材をあらわす刻印など、専門業者で制作してもらえます。

金床、平台、鉛の成形台
写真1:金床、平台、鉛の成形台

<鉛の成形台>
鉛の上でスタンプを打つと、裏面にデザインを打ち出すことができます。

<ヤニ台>
ヤニ台もスタンプの裏当てとして使えます。

<金床または平台>
平らな金属面でも、型押しができます。 スタンプを地金の上に構え、ハンマーで強くたたいてください。 この方法だと、表面にはスタンプの押印がかなり深く刻まれます。

<砂>
非常に細かくて粘着性のある鋳物用の砂は、袋や容器に詰めれば、型押しの裏当てとして使えます。

<サンドバッグ(革砂袋)>
円形の革袋に砂を詰めたサンドバッグは、安定性がありながら弾性も兼ね備えた裏当てとして、型押しに 使えます。

<木製の型板>
いろいろな方向にカープさせた木製の型板に地金を押し当てると、型板の形に成形できます。 金属製のスタンプおよびダイカツト盤 厳密な正確さが求められるため、金属製のスタンプやダイカット盤の制作は専門業者に依頼します。

<平面金型システム>
これは、同一の平らなパーツを数多く作ることができるよう開発されたシステムです。

参考サイト:象眼
溶かし網目模様

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