彫金講座

仕立て金具

ジュエリーの中には、身に付けるときに、何らかの金具が必要なものがあります。 金具は、場合は仕立て金具、市販のものを購入した場合は既製金具と呼びます。

ロウ付け

仕立て金具既成金具のロウ付けは作業が終了してから行います。 仕立て金具既成金具の取り付け位置に印を付けます。取り付け位置にフラックスを塗り、そこにロウの小片を置きます。 金具の接着面にもフラックスを塗り、必要な場合はロウも置いて、ロウ付けします。

ペンダントトップのバチカン(吊り下げ金具)

木炭ブロックにべンダント本体をのせ、その隣にバチカンを置きます。 両者を隙間なくすり合わせてから、接合部にフラックスを塗ります。ロウを熟している間にパーツが動いてしまったときは、ピンセットで位置を調整します。

接合部にフラックスは少量で均一に

リベット締めのタイミング

リベット締めがある場合は、ロウ付けが終わってから行います。 ブローチにピンを取り付けるのは、他のすべてのパーツを完成させてからです差し込みタイプのT字形カフス金具やクリップ式イヤリングのクリップのリベット締めも、すべての作業が終わってから行われます。

ロウ付けが終わっていないのに金具を取り付けると、ロウ付けの熱で焼きなましを弾力性が失われてしまいます

金具の取り付け位置

金具の取り付け位置は、バランスによって左右されます。 ブローチ用の金具では、位置が重要です。T字形の差しこみ式カフス金具を作るときは、ロウ付けの前に各パーツが組み合わせられることを確認してください。 チェーン金具タイプのカフスでは、ときに窮屈でなく、しかも邪魔に長すぎないかということです。 金具も、取り付け位置に注意を払うことが必要です。

参考サイト:チェーン制作
ワイヤー

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