彫金講座

糸ノコ作業

糸ノコは、ジュエリーメイキングの作業には欠かせない工具の1つです。しかし、糸ノコの刃は細くて折れやすいので、最初のうちはなかなか思い通りに作業ができないかもしれません。刃の番手は4番からはじまり、0番をはさんで06番まであります。06番がもっとも細くて刃が細かく、厚さ0.3~0.4mmの薄い地金に適します。一方4番では、厚さ1.5~2mmの地金、または厚さ5~6mmのアクリル板が切れます。

糸ノコ
写真1:糸ノコ

<糸ノコの使い方>
糸ノコは垂直に持ち、切り取り線に刃をぴったり合わせます。 人差し指を刃の側面に当てて誘導しながら、糸ノコを上下に動かし、ゆっくりと地金に食い込ませます。 地金を細長く切って指輪を作るなら、まずケガキコンパスを指輪の幅に固定し、コンパスの片脚を地金のエッジにあてながら、脚でそれと平行な線を引きます。


写真2:糸ノコ作業

<角の切り方>
角を切るときは、角まで切り進めたら、リズムを崩さないように角の周囲を切り回します。いったん後ろに戻るようにして刃の向きを変えたら、元通りに前に切り進めます。 中抜きの切り方  中抜きがときは、小型のドリルで個々の中抜きの隅にノコ刃の入る穴を開けます。

糸ノコ刃の下端を取り外し、刃を穴に通してから、もネジ留めします。中抜きを終えたら、刃の下端を外して糸ノコを地金から抜き取ります。

参考サイト:打ち出し加エ

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