彫金用語集

彫金用語集 - ら行

ラインストーン
クリスタルガラス(鉛ガラス)をダイアモンドカットしたもの。金、鉄、マンガンなどを混ぜて様々な色があります。

ラウンドカット
丸形のカット形式。 

ラウンドブリリアントカット
全部で58面にカットされたラウンドカット。ダイヤモンドに良く用いられる。 

リヴァースインタリオ
クリスタルを半球状にカボッションカットし、底部の平面の部分にインタリオ状にデザインを彫り、その」周りの部分に彩色してデザインを描いたもの。

リング
元来は輪の事を指すが、ジュエリーの世界では指にはめる指輪の事。指輪はネックレス、ブレスレットの後に誕生したといわれ、有名なものでは紀元前3000年前の古代エジプトで使われたスカラベが付いたデザインのものなどがある。

ルース
まだジュエリーに留められていない状態の宝石。裸石とも言う。

ルーペ
宝石内部などを見るための拡大鏡。宝石用には単レンズの物ではなく、2~3枚のレンズを組み合わせた物を使用する。 

レポゼ
薄い金の板を裏表から叩き出して、表面に立体的なデザインを作る方法。金の加工技術としては最古の技法とされる。

ローズカット
ダイアモンドのカットの1つで、通常は底部が平面の山状であり山の部分に多くのファセット面をカットする。17世紀にオランダで作られたと言われるが、おそらくインド伝来のカットだろうとも言われている。

ロケット
ペンダントのバリエーションのひとつ。ふたが付いていて、中に写真を入れておけるもの。

ロジウムメッキ
プラチナ、ホワイトゴールド、シルバーなどのジュエリーを酸化や傷から守るために、ロジウムという金属をメッキすること。 

ロストワックス製法
ワックスを原型にして金属の製品を作ること。この場合、原型には湯道と呼ばれる湯を注ぎ込む棒状のものを付けておく。原型ができたら容器の中へ入れ石膏で満たす。その容器ごと電気釜で熱すると埋め込んだワックス原型が溶けてなくなる。(ロストワックス)最終的には石膏の型ができそこへ溶けた金属を流し込んでモノが完成する。歯科では、ゴムで型取りし採取した歯型をこの方法で金属の歯やかぶせものの歯として制作している。ワックス原型から、量産のキャストを行う場合ロストワックス製法で作ったものを原型とする。

粒金(りゅうきん)
グラニュレーションとも言う。金の板の表面に金の微小な粒を並べて模様を描く技法のこと。古代のエトルリア人が多用した技法で技術的には極めて難しい。

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