彫金用語集

彫金用語集 - あ行

アーマーリング
中世の騎士の鎧をモチーフにしたリング。

アームレット
上腕部(肘から上)に付けるバングル。ブレスレットと同様に古代から見に付けられていたアクセサリー。

IDプレート
本来は軍人が身元を証明するため刻印を入れるためのものです。

アズキチェーン
楕円の環をつないだチェーンの定番。パーツが小豆に似ている事から、この名前で呼ばれています。英語では、ケーブルチェーン。また、金属線を曲げて作ったチェーンの総称をコイルチェーンと呼びます。

アンクレット
足飾り。足首のところに巻きつけるアクセサリー。

イミテーション
通常ニセモノの意味。宝石に似ているが、成分は全く違うもの。模造石とも言う。

イヤリング
耳に付けるアクセサリー。日本では耳たぶを挟んで止める方式のものをいいます。耳に穴を開けるものをピアスと言う。

インクルージョン
石の表面から内部へと入り込んだ、あるいは石の内部の内包物。「割れ」や、石の内部に存在する、他の鉱物の結晶や時には虫など。宝石に面白みを加えるものであり、鑑定鑑別の重要な手がかりにもなる。

インタリオ
立体的に表面を彫刻するカメオに対して凹彫り、つまり透明な素材の裏面から彫刻を施したもの。

インディアンジュエリー
北米大陸に元々先住している民族(インディアン)の作る銀細工の総称です。各部族によってデザインだけでなく独特の製作技法がある。有名なのは、HOPI(ホピ族)/アリゾナ州 、NAVAJO(ナバホ族)/アリゾナ州・ニューメキシコ州、ZUNI(ズニ族)/ニューメキシコ州、SANTO DOMINGO(サントドミンゴ族)/ニューメキシコ州

インデックスリング
人差し指にはめるリング。人差し指は「人を導く指」とされ、人を導き教える時に。ここに指輪を着けると活動的なで自立心がつくといいます。

インレイワーク
小さく板状にした色々な素材をモザイクの様にはめ込み接着材で止めて自然の物等をモチーフとして作られる(ズニインレイ)手法。ネイティブアメリカンのズニ族などでよく見られる寄せ石技法。様々な色の素材を使うのでとてもカラフル。 

エタニティリング
“エタニティ”は永遠の意味があり、永遠に変わらない気持ちを表わすために、リングの全周に同じサイズ、同じカットの宝石を留めてあります。半周ほど宝石を留めたものを「ハーフ・エタニティ」と言います。

エナメル
エマ-ユ、七宝、琺瑯などともいわれ、基本的には色ガラスの粉を金属の表面に焼き付けて模様を施す技術。

エメラルドカット
エメラルドの硬度は7.5~8ですか、割れたり欠けたりしやすいという、もろい特性を、もっています。この弱点をカバーするために長方形の四隅を落としたカット形式。

エンハンスメント
宝石が持つ潜在的な特性を利用して、外観を向上させる、または、強化する人工的処理。加熱、含浸、充填など。

オーバーレイ
シルバー板に模様を切り抜き、もう1枚のシルバー板を合せて作る技法。ネイティブアメリカンのホピ族の使う手法。

オーバルカット
楕円系のカット形式。

オープンセッティング
色石など透明な石を台座にセットする場合、石の裏にあたる台座に穴を開けて、あらゆる方向から光が入るようにしたセッティング方法。19世紀末頃から本格的に使用されるようになった。

一文字指輪
同じサイズのカット石を数個、横一列に並べて留めたリング。

王水
金を溶かすことのできる唯一の液体。強硝酸1と強塩酸3の割合の混合水。

色石
ルビーやサファイア、エメラルドなど、色のある宝石全般。

青金・赤金
金の色調を変えるために、銀や銅との合金としてもの。銀と合金された金はやや青味を帯び(青金)、銅と合金された金は赤味を帯びます(赤金)、もしくは(ピンクゴールド )。

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