彫金講座

鍛造加エ

鍛造とは、適切な形状のハンマー(金槌および木槌)を使って地金にさまざまな方向から圧力を加え、地金を伸ばしたり平らにしたり曲げたり成形する技法です。

写真1:ハンマー
地金は、いろいろな形の当て金または金床を使って、上からたたきます。当て金や金床は、地金に跡がつかないよう、きれいに磨いておきます。 作業工程としては、成形し、さらにヤスリが仕上げるという作業ですので、大き目の地金を用意します。木槌はリングなどの成形をするときに使います。リングのゆがみやサイズ合わせなどの作業は、木槌で慎重にたたきながら調整していきます。

木槌作業
写真2:木槌作業

金属を付け足して鍛造する「シミュレーテツドフォージング」という技法もあります。 作業をする上で便利なのがデザイン画です。成形している地金をデザイン画に合わせれば、思い通りのカープが作れているか、次のカーブはどこからはじめればよいかなどをチェックすることができます。
シュミレーテッドフォージングをするときには、金属の上面や側面に別の金属片を付けたして鍛造することが必要になることもあります。 それぞれをロウ付けして通常の鍛造法で地金を整え、ヤスリがけをします。

参考サイト:仕上げ磨き
リベット締め(かしめ)

-彫金講座

© 2024 彫金入門