彫金講座

リベット締め(かしめ)

リベット締めは、金属を別の金属や木、プラスチックなどと連結するのに役立つ技法です。 リベットの連結部分を固定したいときは、連結するパーツにリベットピンを通し、上下の端をきつく締めます。

ワイヤーは、リベットの穴の径にぴったり合うものでなければなりません。 穴の内側にすき間があるためピンがわずかに歪んでしまい、連結部をうまく支えることができません。

プレート状のダイス
写真1:プレート状のダイス

リベットを取り外さなければならない場合は、頭部をヤスリで削り落とのち、または万力で対象物を固定して押し出します。 ポンチをリベットの中央に位置付けて軽くたたけば、反対端からリベットピンが出てきます。タップとダイス(ネジ切り工具)の利用 ここで使用するタップとダイスは非常に小さいので、ジュエリー制作用の他の小さな工具類と同様、丁寧に取り扱うことが必要です。

直角にセットしたら、それを軸にしてダイスを回数だけ回します。ダイスを逆回しにするか、またはダイスを反対側まで回し続けて、ワイヤーを外します。頭が場合は、ロウ付けしなければなりません。

この作業は、ワイヤーをダイスで加工する前に済ませておくことも可能で、その場合は、ネジ頭の周囲に付いた余分なロウを、ヤスリで取り除いておきます。ネジ山を1番上まで切ることができません。

ねじ山を1番上まで切ったネジにネジの頭をロウ付けするときは、端から1mmまでの範囲に粉末のペースト(ロウ流れ防止剤)を塗り、完全に乾かします。低温用のロウでネジ頭とネジをロウ付けしたのち、ヤスリでネジ頭にマイナスの溝を作ります。

参考サイト:打ち出し加エ
玉台と溝台での成形

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