彫金用語集

彫金用語集 - は行

ハーフピアス
後ろの止め具の部分はキャッチピアスといっしょですが、デザインの部分がフープ状になっています。 

パヴェ・セッティング
「パヴェ」とは、フランス語で石畳のこと。小さな宝石をぎっしりと石畳のように並べる留め方です。通称パヴェ。

バゲットカット
細い長方形をしたカット形式。

はつる
タガネで地金の一部を切り取ること。

はりこ
純金張板または純銀板を薄く(0.15mm)にのばしたもの。

バレル研磨
バレル研磨は、工作物をバレル(barrel=樽)の中に粒子状の研磨材、媒材(コンパウンド)とともに入れ、バレルを回転・上下運動させることにより研磨を行う方法である。 

パリュ-ル
同一のデザイン、又は同一の素材を用いて、セットになるように作られた複数のジュエリーを言う。組み合わせ数が少数のものは、デミパリュ-ルと言う。

バングル
留金のない輪状のブレスレット。

ハンマー仕上げ
地金の表面をハンマーでたたき、その跡を模様として生かす仕上げ方。槌目仕上げとも言う。 

ピアス
耳たぶに穴を開けてつける装身具で、日本では特にピアスといって区別しますが欧米ではこちらが普通のようです。日本人の伝統的な思想として体に傷をつけることを嫌うため、日本では穴をあけない挟んで止める方式が普及し、これをイヤリングと呼び、穴を開ける方式をピアスと呼び分けています。また最近普及している磁気ピアスとはやはり穴をあけませんが、磁石で止める方式にしており一見ピアスに見えます。

ピアッシング
「突き通す」という意味の英語。piercingsawと呼ばれる「糸のこ」のような道具を使ってプラチナの板に穴を開け、レースのような繊細な切り抜き細工を施す事をいう。

ビーズ
真珠のような球状のもののことで、穴をあけてネックレスなどにする。 

ピジョンブラッド
ルビーで一番良いとされている濃赤色鳩の血の色に喩えられる。 

ピンキーリング
小指にするリング。「ピンキー」とは、英語で小指のこと。

ファセット
宝石を研磨する時につける面のこと。 

ファセットカット
複数の平らな面を持つカット形式。研磨面の数は面の形状などによってさまざま。ダイヤモンドで良く用いられるラウンド・ブリリアント・カットはファセットが58面ある。ファセットが少ないと輝きも控えめになる。 

ファンシーカット
三角形、ハート型、菱型、五角形、六角形などの多角形がある。このカットは、稀少宝石をカットするときや傷のある宝石や不規則な形の宝石に使われる。 

フープピアス
ワッカの形になっているリングピアスのことです。

フェザー
インディアンジュエリーのモチーフとしてよく使われるデザインで羽を模ったものです。

フォルスネーム
宝石の正当な名称ではなく、通称として用いられる名前。とくに、価値の高い宝石の名前がよく用いられる。間違えて購入しないよう注意が必要。「フォルス」とは「偽りの」という意味。

フクレ
合金板の表面に溶解のとき空気が入ってできるもの。

フックピアス
耳のホールに入る部分が釣り針状になっているピアスです。アメリカンピアスともいいます。

フリーリング
サイズが自由に調整できるリングでいろんな指に装着できると言う便利なリングです。スタイリッシュなものからシンプルなものまで数多くあります。 

プリカジュール
エナメル技法の1つで、エネメルが施された部分の表面に金属がなく、ステンドグラスの様に、通過光が見えるもの。アールヌーヴォー期のラリックの作品などに多く見られる。

ブリリアントカット
ダイヤモンドをはじめとする透明な石のカットとして最もポピュラーなカットの1つで、全体で58面にカットされる形式。ラウンド・ブリリアント・カットが基本で、オーバル、ペアシェイプ、マーキースカットなどはファンシー・ブリリアント・カットと呼ばれることもある。 

プリンセスカット
比較的新しいカット形式。正方形で、エメラルドカットに比べてファセットが多い分、輝きが強い。

プレート
チェーンの留金で、引き輪にひっかける方の部品。

ブレスレット
腕飾り。主に手首につけるアクセサリー。腕の上部につけるものをアームレットといいます。 

ブローチ
安全ピンなどで止める方式のアクセサリー。一般には石や細工物などである。胸につけたり、スカーフやバンダナを留めるのに使ったりする。

フローレンスモザイク
モザイク技法の1つで、様々な色の貴石、半貴石を平たい板状にカットしたものを大理石の板にはめ込みデザインを描く。フィレンツェで作られた事からこの名前がついた。

ペアシェイプカット
しずく型をしたカット形式。

ヘアバンド
頭に巻く幅の広い布で、ゴムのように伸縮する編み方で作られているもの。髪をまとめるとともに、着こなしのワンポイントとする。

ヘラじめ
地金の表面をヘラでこすって硬くする事。

ベルト
腰につける装身具。一般にはパンツやスカートが落ちないように留めるのに使用するが、その役割を失って単に巻いているだけのケースもある。またワンポイントとして腰のくびれを強調するためにワンピースの腰のところに巻く場合もある。

ペンダント
ネックレスの中でも飾りを下げるタイプのもの。ペンダントとは「吊り下げる」という意味。人類最初のアクセサリーであり、もともとは取った獲物を首から下げた事が始まりではないかという説がある。また、お守りや魔除けや霊力を招く為に石や骨、牙などを首から下げていたとも言われる。約10万年前の旧石器時代のものが発見されている。

ペンダント
首から下げる石や十字架、あるいは細工物などの類をいう。ネックレスのように首にぴったりと付けるものと、胸の谷間の付近まで長く垂らすものとがある。長く垂らすものは男性も多用する。

ホールマーク
金や銀の純度を保証する為に、国が一定の基準にしたがって分析検査し、刻印するマークの事。日本では造幣局で打刻される。 

ポスト
ピアスの先の棒の部分。

ホピ族(Hopi)
平和の民という意味をもつ。動物、植物、空、水などの自然への崇拝心がとても強い農耕民族でシルバープレートを重ねてつくる‘オーバーレイ‘という技法を得意とする。有名なモチーフはサンフェイス、シャラコチカリーナ、タートル、イーグル、ウォーターウエーブ、ベア、ココペリ、ヴィレッジ、スネーク、スコーピオン、リザード、コーンなどがあります。 

引き輪
ネックレスの留め金具として最も基本的なもの。引き輪と板だるまが1セットとなり使用される輪の中に内蔵されたバネで開くようになっていてそこへプレートを通して留める仕組み。

火むら
銀合金の表面に現れる銅分のシミのこと。

古美(ふるび)仕上げ
シルバーに古美液を塗りつけていぶし銀として仕上げる方法。

吹き減り
金属溶解時に出る減耗のこと。

張り
ベースとなる金属に、物理的に貴金属を張り付けること。

張り合せ宝石
天然、合成にかかわらず、2種類以上の物質を張り合せた宝石のこと。ダブレット、トリプレット、フォイール・バックなど。

半貴石
装飾的価値はあるが、比較的産出量の多い宝石。 

保証書
鑑定書や鑑別書と違い、販売店が独自で発行する書類。

裸石
ジュエリーの枠にセットされる前の宝石。ルース。

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